Dynamo ワークスペースは、4 つの主要な要素で構成されています。
すべてのアクティブなタブ
プレビュー モード
ズーム/画面移動コントロール
ワークスペース内のノード
新しいファイルを開くと、既定で新しいホーム ワークスペースが開きます。
カスタム ノードを作成し、カスタム ノード ワークスペースで開くことができます。
各 Dynamo ウィンドウで使用できるホーム ワークスペースは 1 つのみですが、タブで複数のカスタム ノード ワークスペースを開くことができます。
個別のプレビューを切り替えるには、次の 3 つの方法があります。
a.右上のアイコンを使用する
b.ワークスペースを右クリックする
3D プレビューからグラフ プレビューに切り替える
グラフ プレビューから 3D プレビューに切り替える
c.キーボード ショートカットを使用する(Ctrl + B)
アイコンまたはマウスを使用して、どちらのワークスペースでもナビゲートできます。
a.グラフ プレビュー モードで
アイコンを使用して以下の動作ができます。
マウスを使用して以下の動作ができます。
左クリック - 選択する
左クリックしてドラッグ - 選択ボックスで複数のノードを選択する
スクロール ホイールの上下 - 拡大/縮小ズーム
中マウス ボタンをクリックしてドラッグ - 画面移動
キャンバス上の任意の場所を右クリック - キャンバス内検索を開く
b.3D プレビュー モードで
アイコンを使用して以下の動作ができます。
マウスを使用して以下の動作ができます。
スクロール ホイールの上下 - 拡大/縮小ズーム
中マウス ボタンをクリックしてドラッグ - 画面移動
右クリックしてドラッグ - オービット
左クリックで任意のノードを選択します。
複数のノードを選択するには、クリックおよびドラッグで選択ボックスを作成します。
グラフ プレビュー
3D プレビュー
全体表示
ズーム イン
ズーム アウト
画面移動
全体表示
ズーム イン
ズーム アウト
画面移動
オービット
Dynamo のユーザ インタフェース(UI)は、5 つの主要な領域に分かれています。ここでは、概要について簡単に説明し、次のセクションでワークスペースとライブラリについて詳しく説明します。
メニュー
ツールバー
ライブラリ
ワークスペース
実行バー
これは Dynamo アプリケーションの基本機能を表示するメニューです。ほとんどの Windows ソフトウェアと同様に、最初の 2 つのメニューはファイルの管理、選択とコンテンツ編集の操作に関連しています。他のメニュー項目は、Dynamo 固有のメニュー項目です。
一般的な情報と設定は、Dynamo ドロップ ダウン メニューにあります。
[バージョン情報] - ご使用のコンピュータにインストールされている Dynamo のバージョンを確認できます。
[操作性データ収集の承諾] - これにより、Dynamo を改善するためのユーザ データの共有を開始または終了することができます。
[基本設定] - アプリケーションの小数点精度やジオメトリのレンダリング品質を定義するなどの設定が含まれます。
Dynamo を終了する
不明な点については、[ヘルプ] メニューを確認します。Dynamo の参照 Web サイトの 1 つにインターネット ブラウザからアクセスすることができます。
[スタートアップ] - Dynamo の使用方法を簡単に紹介しています。
[インタラクティブ ガイド] -
[サンプル] - 参照用のサンプル ファイルです。
[Dynamo ディクショナリ] - すべてのノードについての設計図書作成で参照するリソースです。
[Dynamo Web サイト] - GitHub で Dynamo プロジェクトを表示します。
[Dynamo プロジェクト Wiki] - Wiki にアクセスして、Dynamo API を使用する開発方法やライブラリとツールのサポートに関する情報を表示します。
[開始ページを表示] - ドキュメント内の Dynamo 開始ページに戻ります。
[バグをレポート] - GitHub 上に指摘事項を作成します。
Dynamo ツールバーには、[元に戻す][Ctrl + Z]コマンドと[やり直し][Ctrl + Y]コマンドの他に、ファイルに関する作業に役立つ一連のクイック アクセス ボタンが用意されています。右端にあるボタンを使用すると、ワークスペースのスナップショットを書き出すことができます。このボタンは、ドキュメントの作成や共有を行う場合に特に便利です。
Dynamo ライブラリは、機能ライブラリのコレクションです。各ライブラリには、カテゴリ別にグループ化されたノードが含まれています。このライブラリは、Dynamo の既定のインストール時に追加される基本ライブラリで構成されています。引き続きこのライブラリの使用方法を紹介し、カスタム ノードと追加パッケージを使用して基本機能を拡張する方法について説明します。「ライブラリ」セクションでは、この使用方法を詳しく説明しています。
ワークスペースは、ビジュアル プログラムを構成する場所です。プレビューの設定を変更して、ここから 3D ジオメトリを表示することもできます。詳細については、「ワークスペース」を参照してください。
ここから Dynamo スクリプトを実行します。実行ボタンのドロップダウン アイコンをクリックして、モードを切り替えます。
[周期]: このオプションは既定でグレー表示されます。DateTime.Now ノードが使用されている場合にのみ使用できます。指定した間隔で自動的に実行されるようにグラフを設定できます。
ライブラリには、付属の 10 の既定カテゴリ ノード、追加でロードされるカスタム ノードやパッケージなど、ロードされたすべてのノードが格納されます。ライブラリ内のノードは、ライブラリ、カテゴリ、サブカテゴリ(該当する場合)内で階層で整理されます。
基本ノード: 既定のインストールに付属します。
カスタム ノード: 頻繁に使用するルーチンまたは特殊なグラフをカスタム ノードとして格納します。また、カスタム ノードをコミュニティに共有することもできます。
Package Manager のノード: パブリッシュされたカスタム ノードのコレクション。
ノードの階層カテゴリを確認し、ライブラリからすばやく検索する方法を示し、その中で頻繁に使用するノードの一部について学習します。
これらのカテゴリを参照すると、ワークスペースに追加できるノードの階層や、これまでに使用したことがない新しいノードを探す最適な方法について、簡単に理解することができます。
メニューをクリックしてライブラリを参照し、各カテゴリとそのサブカテゴリを展開します。
[Geometry]には最も多くのノードが含まれているため、ノードを探す場合は最初にこれらのカテゴリを使用することをお勧めします。
ライブラリ
カテゴリ
サブカテゴリ
ノード
この階層によってノードは細かく分類され、データを Create するノードか、Action を実行するノードか、データを Query するノードかに基づいて、同じサブカテゴリに分類されます。
ノードの名前とアイコン以外の詳細情報を表示するには、ノードにマウスを合わせます。これにより、そのノードの機能、必要な入力、生成される出力について、すぐに確認できます。
ノードに関する簡単な説明
[ライブラリ]メニューの大きなアイコン
入力(名前、データ タイプ、データ構造)
出力(データ タイプと構造)
ワークスペースに追加するノードが相対的に特定できるか分かっている場合は、[検索]フィールドに入力して、一致するすべてのノードを検索します。
追加するノードをクリックして選択するか、[Enter]を押してハイライト表示されたノードをワークスペースの中心に追加します。
キーワードを使用してノードを検索するだけでなく、検索フィールドまたは Code Block (Dynamo テキスト言語 を使用)でピリオドで区切って階層を入力することもできます。
各ライブラリの階層は、ワークスペースに追加されたノードの名前に反映されます。
ライブラリ階層内のノードの場所の任意の部分を library.category.nodeName
という形式で入力すると、次のように異なる結果が返されます。
library.category.nodeName
category.nodeName
nodeName
またはkeyword
通常、ワークスペース内のノードの名前は category.nodeName
という形式で表示されますが、いくつかの例外があります。特に注意が必要な例外は、Input カテゴリと View カテゴリです。
ノードの名前は同じですが、カテゴリが異なっていることに注意してください。
ほとんどのライブラリのノードには、カテゴリ形式が含まれています。
Point.ByCoordinates
ノードと UV.ByCoordinates
ノードは、名前は同じですがカテゴリが異なっています。
注意する例外としては、Built-in Functions、Core.Input、Core.View、Operators などがあります。
Dynamo の既定のインストールには、数百個のノードが付属しています。では、ビジュアル プログラムを作成するために必要なノードはどれでしょうか。ここでは、プログラムのパラメータを定義するノード(Input)に注目し、ノードのアクション(Watch)の結果を確認して、ショートカット(Code Block)を使用して入力や機能を定義してみましょう。
Input ノードは、ビジュアル プログラムのユーザが重要なパラメータを使用する場合の主要な手段です。Core ライブラリから以下のものを利用できます。
Boolean
Number
String
Number Slider
Directory Path
Integer Slider
File Path
Watch ノードは、ビジュアル プログラムを経由してやり取りされるデータを管理するために必要なノードです。ノードの上にマウス カーソルを合わせると、ノード データのプレビューでノードの結果を表示できます。
Watch ノードで表示したままにしておくと便利です。
または、Watch3D ノードを使用してジオメトリの結果を確認します。
これらのノードは、どちらも Core ライブラリの View カテゴリに含まれています。
ヒント: ビジュアル プログラムに多数のノードが含まれている場合、3D プレビューの表示が見にくくなることがあります。その場合は、[設定]メニューの[背景 3D プレビューの表示]オプションを選択解除し、Watch3D ノードを使用してジオメトリをプレビューすることをお勧めします。
Code Block ノードでセミコロン区切りの行を使用して、Code Block を定義することができます。これは、X/Y
のように単純な場合もあります。
また、Code Block ノードをショートカットとして使用して Number Input ノードを定義したり、別のノードの機能を呼び出すこともできます。構文は、Dynamo テキスト言語である DesignScript の命名規則に従って作成されます。
次に、スクリプトで Code Block を使用するための簡単なデモンストレーションを示します(手順を含む)。
ダブルクリックして Code Block ノードを作成します。
Circle.ByCenterPointRadius(x,y);
と入力します。
ワークスペースをクリックして選択をクリアすると、x
と y
の入力が自動的に追加されます。
Point.ByCoordinates ノードと Number Slider ノードを作成して Code Block の入力に接続します。
ビジュアル プログラムの実行結果は、3D プレビューに円として表示されます。
[新規] - 新しい .dyn ファイルを作成する場合に使用します。
[開く] - 既存の .dyn (ワークスペース)ファイルや .dyf (カスタム ノード)ファイルを開く場合に使用します。
[保存]/[名前を付けて保存] - アクティブな .dyn ファイルや .dyf ファイルを保存する場合に使用します。
[元に戻す] - 最後の操作を元に戻す場合に使用します。
[やり直し] - 次の操作をやり直す場合に使用します。
[ワークスペースをイメージとして書き出す] - 表示されているワークスペースを PNG ファイルに書き出す場合に使用します。
Create: 最初からジオメトリを作成または構築します。たとえば、円を作成します。
Action: オブジェクトに対してアクションを実行します。たとえば、円のスケールを変更します。
Query: 既に存在するオブジェクトのプロパティを取得します。たとえば、円の半径を取得します。