Civil 3D で COGO ポイントとポイント グループを使用して作業することは、多くのデータの一貫処理のプロセスの中核となる要素です。Dynamo はデータ管理に関して非常に優れています。この例では、その潜在的な使用例の 1 つを示します。
リストの操作
List.GroupByKey ノードを使用して類似オブジェクトをグループ化する
Dynamo プレーヤでカスタム出力を表示する
このグラフは Civil 3D 2020 以降で実行できます。
まず、以下のサンプル ファイルをダウンロードし、DWG ファイルと Dynamo グラフを開きます。
このグラフのロジックの概要を以下に示します。
ドキュメント内のすべての COGO ポイントを取得する
COGO ポイントを説明でグループ化する
ポイント グループを作成する
概要を Dynamo プレーヤに出力する
以上です。
最初に、ドキュメント内のすべてのポイントグループを取得し、次に各グループ内のすべての COGO ポイントを取得します。これにより、ネストされたリスト、つまり「リストのリスト」が得られます。これは、List.Flatten ノードを使用してリスト全体をフラット化する場合に、後で操作が簡単になります。
リストを初めて使用する場合は、「リストの操作」 セクションを参照してください。
すべての COGO ポイントを取得できたので、説明に基づいてグループに分類する必要があります。これは、まさに List.GroupByKey ノードが行う処理です。基本的に、同じキーを共有する項目をグループ化します。
大変な作業は終わりました。最後の手順は、グループ化された COGO ポイントから新しい Civil 3D ポイント グループを作成することです。
グラフを実行しても、ジオメトリを操作していないため、Dynamo の背景プレビューには何も表示されません。グラフが正しく実行されたかどうかを確認する唯一の方法は、ツールスペースを確認するか、ノード出力のプレビューを確認することです。ただし、Dynamo プレーヤを使用してグラフを実行する場合は、作成したポイント グループの概要を出力することで、グラフの結果に関するフィードバックを増やすことができます。必要な操作は、ノードを右クリックして[出力]に設定することだけです。この場合、名前を変更した Watch ノードを使用して結果を表示します。
以下に、Dynamo プレーヤを使用してグラフを実行する例を示します。
Dynamo プレーヤを初めて使用する場合は、「Dynamo プレーヤ」セクションを参照してください。
このグラフの機能を拡張する方法について、いくつかのアイデアを示します。
ポイントのグループ化を、未処理の説明ではなく 完全な説明 に基づいて行うように修正します。
選択した他の 定義済みカテゴリ (「グラウンド ショット」、「モニュメント」など)によってポイントをグループ化します。
特定のグループのポイントに対して TIN サーフェスを自動的に作成します。
一意の COGO ポイントの説明ごとにポイント グループを作成します。
ミッションが達成されました。