Revit の ビルディング インフォメーション モデリング(BIM)用アドオンとして開発が始まった Dynamo は、さまざまな機能を持つソフトウェアに成長しました。設計者は、開発プラットフォームである Dynamo を使用して問題を解決し、独自のツールを作成することができます。コンテキストを設定して、Dynamo を使用してみましょう。このセクションでは、Dynamo の概要と使用方法について説明します。
この Primer には、Mode Lab で作成された各章から構成されています。各章では、Dynamo を使用してビジュアル プログラミング開発を行うために必要な基本的知識と、その知識を応用するための重要な情報を紹介しています。
このガイドは、さまざまな背景やスキル レベルを持つ読者に役立つよう作られています。Dynamo の設定、ユーザ インタフェース、および主要な概念に関する一般的な概要については、次のセクションを参照してください。初心者の方には次のトピックを参照することをお勧めします。
特定のノードやその背後にある概念など、各要素についてより深く理解を深められるよう、それぞれの章で基礎的事項を説明します。
Dynamo のワークフローのデモを実際に見て確認できるよう、「サンプル ワークフロー」セクションにいくつかのグラフを追加しました。独自の Dynamo グラフを作成するには、添付されている手順に従ってください。
Dynamo に関するトピックについては、後の章で詳しく説明します。また、トピックに合わせた演習も用意しています。演習は、通常各ページの最後のセクションにあります。
現在の Dynamo があるのは、熱心なユーザと開発者のコミュニティによって支えられてきたからです。開発チームのブログを読む、作品をギャラリーに投稿する、フォーラムで Dynamo について議論するなどの方法で、ぜひこのコミュニテイに参加してください。
Dynamo は、設計者向けのビジュアル プログラミング ツールとして設計されており、外部ライブラリを使用するツールや、API をサポートしているオートデスク製品を使用するツールを作成することができます。Dynamo Sandbox では、「サンドボックス」スタイルでプログラムを開発できます。Dynamo を取り巻くユーザや開発者のコミュニティは拡大を続けています。
プロジェクトのソース コードはオープン ソースとして公開されているため、個々のニーズに合わせて機能を拡張することができます。GitHub のプロジェクトにアクセスして、ユーザによる Dynamo のカスタマイズ作業の進行状況を確認してください。
プロジェクトにアクセスしてプロジェクトをフォークし、Dynamo をニーズに合わせて拡張することができます。
Dynamo は、スタンドアロンの「Sandbox」モードで、または Revit、FormIt、Civil 3D などの他のソフトウェアのプラグインとして、ダウンロードして実行できる、ビジュアル プログラミング アプリケーションです。
Dynamo を使用すると、要素を相互に接続して、カスタム アルゴリズムを構成できる動作の関係とシーケンスを定義するビジュアル プログラミングのプロセス内での作業を可能にします。データの処理からジオメトリの生成まで、すべてリアルタイムで code
を記述せずに、さまざまな用途にアルゴリズムを使用できます。
ノードとワイヤは、ビジュアル プログラミング プロセスをサポートする Dynamo の主要なコンポーネントです。これにより、設計のパーツ間に明瞭な視覚的および体系的な関係を確立するのに役立ちます。マウスをクリックするだけでノードを簡単に接続しながら、設計ワークフローの開発および最適化ができます。
プロジェクトのワークフローにおけるビジュアル プログラミングの活用から、カスタマイズされたツールの開発まで、幅広い用途で使用できる Dynamo は、アプリケーションの開発に欠かせないツールです。